手のひらに収まるサイズで、髭はきちんと剃れた。9ヶ月使った結論はこれに尽きる。
パナソニックのラムダッシュ パームイン ES-PV3A-K。2025年12月に楽天市場の最安値の店で34,800円で買った。それまで使っていたのは、ブラウンのシリーズ7「720s-7」だ。
買った動機は単純で、YouTubeで紹介されているのを見て「この小ささで本当に剃れるのか」と気になったからだ。同じ疑問を持っている人に向けて、9ヶ月分の答えを書いておく。
何年使ったか、覚えていない
前のブラウンを何年使ったのか、正確なところは覚えていない。刃を何回か交換しているので、少なくとも5年以上にはなる。
節約していたわけではない。買い替える気力が湧かない時期があって、動いているものをそのまま使い続けていた。壊れていないなら、まあいいか。そういう状態が何年か続いた。
最後に買い替えを決めたのは、刃が切れなくなったからではない。電池が持たなくなったからだ。
電動シェーバーの寿命は、刃ではなく電池で決まる。刃は交換できるが、内蔵の充電池は自分では替えられない。充電池に替えた記事でも書いた通り、充電できる電池には回数の寿命がある。ブラウンはそこで役目を終えた。
手のひらサイズで、本当に剃れるのか
剃れる。9ヶ月使って、剃り残しはブラウンのときより減った。
変わったのは仕上がりより時間だ。剃り直す回数が減ったぶん、朝の髭剃りが短くなった。
ただし、剃り味そのものの違いは分からなかった。肌に当たる感触が良くなったとか、滑らかになったとか、そういう実感はない。剃り終わったあとの結果が違っただけだ。
もうひとつ断っておきたい。比べた相手は5年以上使ったブラウンだ。剃り残しが減った理由が機種の差なのか、単に古い個体が弱っていたのかは切り分けられない。新品同士を比べたわけではない。
持ち方には最初、違和感があった。柄を握るのではなく、本体を手のひらで包んで顔に当てる。今までと動かし方が違う。ただ、これは1週間ほどで慣れた。今は意識していない。
ES-PV3A-Kの基本スペック
公式サイトで確認できる数値をまとめておく。
| 発売日 | 2023年9月1日 |
| 刃 | 5枚刃システム |
| 駆動方式 | リニアモーター高速駆動・約14,000ストローク/分 |
| 本体寸法 | 高さ5.7×幅7.2×奥行4.5cm(キャップを除く) |
| 本体質量 | 約135g(キャップを除く) |
| 充電時間 | 約2時間 |
| 使用可能時間 | フル充電で1日1回約3分の使用なら約14日間 |
| 充電方式 | USB Type-C |
| 防水 | IPX7基準・本体まるごと水洗い可 |
| 付属品 | セミハードケース/USBケーブル/専用オイル/掃除用ブラシ |
手に取ると、数値以上に小さく感じる。135gという重さも、握ったときに軽いと分かる程度には効いている。
手入れは、使うたびのブラシ掃除だけ
使ってみていちばん意外だったのは、剃り心地ではなく手のかからなさだった。
毎回やっているのは1つだけだ。剃り終わったら、付属の掃除用ブラシで刃に残った髭を落とす。これは9ヶ月、欠かさず続いている。
逆に、水洗いは定期的にはしていない。まるごと洗える仕様だが、実際に洗うのは気が向いたときだけだ。曜日を決めたり、毎日やったりはしていない。
充電も意識したことがない。使っている最中にアラームが鳴るので、その日は剃り終えてからそのまま充電する。次にいつ充電するかを考えたことはない。
付属のセミハードケースも、普段は使っていない。洗面所に置きっぱなしにしている。
続いているのはブラシ掃除だけで、あとは決めごとを作っていない。それでも9ヶ月、動作に問題は出ていない。毎日続けられる最小限の手入れで足りている、というのが実感だ。
毎日使う道具は、手入れの手間がそのまま続くかどうかを決める。決断疲れについて書いた記事と同じで、考えなくていいことが増えるほど生活は軽くなる。ブラシで払うだけなら、迷う余地がない。
気になる点は3つ
1つ目は価格。34,800円は、買うときに高いと思った。シェーバーに3万円台を出すのはためらいがあった。9ヶ月使った今は納得しているが、買う瞬間の抵抗は小さくなかった。
2つ目は持ち方に慣れが要ること。1週間ほどで慣れたが、店頭で握った感触だけで判断すると「使いにくそう」と感じる人はいると思う。
3つ目は、長く持つかがまだ分からないこと。これがいちばん大きい。前のブラウンは5年以上動いた。パナソニックが同じだけ持つかどうかは、9ヶ月では判断できない。電池の寿命がいつ来るかも、今の時点では書けない。
なお音については、ブラウンと比べて変わった印象はなかった。うるさくなったとも、静かになったとも感じていない。
向いている人・向いていない人
9ヶ月使って、勧められる相手ははっきりした。
- 今のシェーバーの電池が持たなくなってきた人
- 手入れに時間をかけたくない人
- 洗面所を広く使いたい人。本体が小さく、場所を取らない
逆に、勧めにくいのはこちらだ。
- 柄のある形に慣れていて、持ち方を変えたくない人
- 3万円前後の予算を出せない人
- 剃り味そのものの違いを期待している人。少なくとも自分には分からなかった
まとめ
手のひらサイズで剃れるのか。答えは「剃れる」だ。剃り残しは減り、朝の髭剃りは短くなった。
- 剃り残しが減り、剃り直しの回数も減った
- ただし比較相手は5年以上使ったブラウン。機種の差かどうかは切り分けられない
- 剃り味そのものの違いは、自分には分からなかった
- 手入れは使うたびのブラシ掃除だけ。それで9ヶ月、問題は出ていない
- 長く持つかは、これから確かめる
2026年9月時点の最安値は約31,000円だった。自分が買ったときより3,000円ほど下がっている。前のシェーバーの電池がへたってきたなら、選択肢に入れていいと思う。


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