充電池に切り替えて10ヶ月。この間、乾電池を一度も買っていない。
ただ、実際に使ってみて一番変わったのは出費ではなかった。「電池のストック、あったかな」と確認する行為がなくなったことだ。地味な話に聞こえるかもしれないが、これがいちばん効いている。
この記事では、Amazon Basicsの充電式ニッケル水素電池を10ヶ月使った記録を書く。
電池が切れるたび、ストックを確認していた
乾電池を使っていた頃の流れはこうだった。
キーボードやマウスが電池切れの表示を出す。引き出しを開けて、買い置きがあるか確認する。あればいいが、なければ買いに行くことになる。しかも電池が切れるタイミングは選べない。作業中に切れることもある。
一回ずつは大したことではない。ただ、この「確認する」という工程が毎回ついてまわるのが、じわじわ面倒だった。買い足すこと自体より、買い足す必要があるかどうかを考えることのほうが煩わしい。
それなら、そもそも買い足さなくていい形にすればいい。そう思って充電池に切り替えた。
Amazon Basicsを選んだ理由
充電池といえばエネループが有名だが、自分が選んだのはAmazon Basicsの充電式ニッケル水素電池だった。
理由はいつもと同じで、まず手を出しやすい価格から試したかったからだ。使ってみて良ければ続ければいいし、合わなければそれまでの話になる。最初から高いものを選ぶ必要はないと思っている。
購入は2025年10月。電池8本で2,087円だった。これとは別に充電器も買っている。ちなみに8本になったのは、4本単位でしか売っていないからで、自分が実際に使うのは5本だ。
その充電器は、パナソニックのBQ-CC87を使っている。電池はAmazon Basics、充電器はパナソニックという組み合わせだが、問題なく充電できている。同じメーカーで揃えなければいけない、ということはない。
スペック
| 製品名 | Amazon Basics 充電式ニッケル水素電池 単3形 |
| 容量 | 最小2000mAh |
| 充電回数 | 約1,000回 |
| 電圧 | 1.2V |
| 購入価格 | 8本 2,087円(2025年10月・充電器は別) |
約1,000回というのは、単純に考えれば1本の電池を1,000回使い回せるということになる。乾電池を1,000本買うのと比べたら、どちらが安いかは計算するまでもない。
8本をこう回している
今の運用はこうなっている。
- パソコンのキーボード:2本
- 目覚まし時計:2本
- マウス:1本
- 予備:3本(充電済みで待機)
使っているのが5本、待機が3本。電池切れの表示が出たら、予備と交換する。そして取り出した電池は、そのまま充電器に入れる。これだけだ。
充電の手間を心配していたが、実際にはほとんど負担にならなかった。交換する動作の延長で充電器に差すだけなので、わざわざ充電のために何かをする、という感覚がない。
10ヶ月で変わったこと
切り替えてから、乾電池は一本も買っていない。10ヶ月、この8本だけで回っている。
ただ、冒頭にも書いたとおり、実感として大きいのは金額ではない。電池切れの表示が出たときに、ストックがあるかどうかを確認する必要がなくなったことだ。予備は必ず充電済みで引き出しにある。だから確認という工程そのものが消えた。
これは自分が続けている日常の選択を固定化するという考え方と同じだ。判断や確認の回数を減らすと、暮らしは静かにラクになる。
思えばロボット掃除機を選んだときも、紙パック不要のサイクロン式にこだわった。買い足す消耗品が残っていると、面倒が形を変えて残るだけだからだ。電池も同じだった。
劣化についても書いておく。10ヶ月使った時点では、持ちが悪くなったという感覚はない。もっと長く使えば変わってくるかもしれないが、今のところ問題はない。
向かない機器もある
いいことばかり書いてきたが、注意点もある。
ニッケル水素電池の電圧は1.2Vで、乾電池の1.5Vより低い。自分が使っているマウス・キーボード・目覚まし時計は問題なく動いているが、機器によっては正常に動かなかったり、電池残量の表示が正しく出なかったりすることがあるとされている。すべての機器で乾電池の代わりになるわけではない。
もうひとつ、「永久に買わなくていい」わけではない。充電回数は約1,000回とされていて、繰り返せばいずれ充電池そのものが寿命を迎える。乾電池を都度買うのとは比べものにならない長さだが、無限ではない。
そして最初に、電池と充電器の代金がまとまってかかる。長い目で見れば得になるとしても、最初の出費は乾電池より大きい。
こんな人におすすめ
- マウス・キーボード・時計など、電池を使う機器が家に複数ある人
- 電池が切れるたびに買い置きを確認するのが面倒な人
- 買い足す消耗品を減らしたい人
逆に、電池を使う機器がほとんどない家では、わざわざ導入する必要はないと思う。それと、大きな電力を使う機器に使いたい場合は、対応しているかを先に確認したほうがいい。
まとめ:消えたのは出費より「確認する手間」
- 10ヶ月、乾電池を一本も買っていない
- 大きかったのは節約より、ストックを確認する行為が消えたこと
- 8本2,087円(充電器は別)。2000mAh・約1,000回充電できる
- 使用中5本+予備3本。切れたら交換し、外した電池はそのまま充電器へ
- 電池と充電器は別メーカーの組み合わせでも問題なく使える
- 電圧は1.2Vと乾電池より低い。すべての機器で代わりになるわけではない
- 充電回数には寿命があるので、永久に買わなくていいわけでもない
電池のような小さなものでも、買い足す前提をやめると暮らしの手数が減る。気になった人は、まず家の中で電池を使っている機器を数えてみるといい。3つ以上あるなら、切り替える価値はあると思う。


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